株式会社インソースの平均年収は647.7万円|有報で見る年収推移・勤続年数・働きやすさ【2025年9月期】

株式会社インソースの平均年収・勤続年数(有価証券報告書のデータ)

※本記事は株式会社インソースが提出した有価証券報告書(2025年9月期・EDINET書類番号 S100XAOQ)にもとづきます。数値はすべて同報告書の開示値で、当サイトによる推計は含みません。

株式会社インソース(証券コード6200・サービス業)の2025年9月期有価証券報告書から、平均年収・勤続年数・多様性の実数と、会社自身が掲げる人材方針を並べて整理します。求人票にも口コミサイトにも載っていない、会社が法定開示した数字です。

目次

株式会社インソースの平均年収は647.7万円(2025年9月期)

項目株式会社インソース全上場の中央値
平均年間給与647.7万円661.2万円
平均年齢36.7歳41.5歳
平均勤続年数5.0年12.6年
生え抜き度34.0%64.4%
従業員数(提出会社/連結)425名/550名―
女性管理職比率44.2%8.8%
男性育児休業取得率57.1%81.8%
男女の賃金差異(全労働者)72.4%70.1%
全上場3,772社中2,014位、サービス業554社中200位。生え抜き度=平均勤続年数÷(平均年齢−22)。高いほど新卒中心の構成であることを示す当サイトの独自指標です。

この647.7万円は平均年齢36.7歳時点の、管理職も含めた全従業員の平均です。20代であればこれより低く、管理職であればこれより高くなります。そのうえで、同社の平均年齢は全上場の中央値41.5歳より4.8歳若いため、同じ年齢帯で比べれば水準の見え方は変わります。

年収は5年でどう変わったか

平均年間給与の推移(株式会社インソース)有価証券報告書ベース。提出会社(単体)の全従業員平均。300425550675800万円全上場の中央値 661.2万円2021年9月期 472.6万円2021/9472.62022年9月期 479.8万円2022/92023年9月期 554.0万円2023/92024年9月期 605.0万円2024/92025年9月期 647.7万円2025/9647.7
出典:EDINET提出の有価証券報告書。点にカーソルを合わせると各年の金額が出ます。
決算期平均年間給与前年比平均年齢平均勤続従業員数
2021年9月期472.6万円―31.4歳4.1年333名
2022年9月期479.8万円+1.5%36.5歳4.4年356名
2023年9月期554.0万円+15.5%31.8歳4.9年363名
2024年9月期605.0万円+9.2%31.9歳5.1年376名
2025年9月期647.7万円+7.1%36.7歳5.0年425名
2021年9月期〜2025年9月期(4年間)の変化率 +37.0%、年平均成長率(CAGR)8.2%。従業員数は提出会社(単体)ベース。

※従業員数または平均年齢が不連続に変動している年があります。提出会社の範囲が変わった可能性が高いため、本記事では複数年をまたぐ増減の比較と判定を行っていません。

株式会社インソースは長く働ける会社か

離職率は有価証券報告書にはほとんど載りません。ただし従業員数の増減と平均勤続年数の変化を組み合わせると、定着の方向は読めます。ただし同社には、2022年9月期に平均年齢が31.4歳から36.5歳へ(+5.1歳)、2023年9月期に平均年齢が36.5歳から31.8歳へ(-4.7歳)、2025年9月期に平均年齢が31.9歳から36.7歳へ(+4.8歳)という不連続な変動があります。持株会社化・合併・分割などで「提出会社」の範囲そのものが変わった可能性が高いケースです。

範囲の異なる年どうしを比べても定着の実態は読み取れないため、本記事では複数年をまたぐ増減の比較と、そこからの判定を行っていません。各年の数値は上の推移表のとおりで、判断材料としては直近期の単年の数値のほうが確かです。実際に何が起きた年なのかは、同社の適時開示や有価証券報告書の「沿革」でご確認ください。生え抜き度34.0%は全上場の中央値64.4%を下回ります。中途の比率が平均より高い構成です。

女性管理職比率・男性育休取得率

女性管理職比率44.2%(中央値8.8%)は中央値を上回っています。男性育児休業取得率57.1%(中央値81.8%)は中央値を下回っています。男女の賃金差異72.4%(中央値70.1%)は中央値を上回っています。

方針は方向性を示すもので、数値は結果です。両者に差があること自体が問題とは限りませんが、面接で確認する材料にはなります。

会計・経理として株式会社インソースに入るとどうか

会計人が事業会社の管理部門を検討するとき、「その会社の経理はどんな仕事になるのか」は求人票からは読み取れません。当サイトでは連単倍率(連結従業員数÷提出会社の従業員数)を目安に使っています。

項目人数・倍率
連結従業員数550名
提出会社の従業員数425名
連単倍率1.29倍(全上場の中央値2.20倍)

1.29倍は単体中心の構成で、グループの大半が本体に属していることを示します。連結決算やグループ管理の負荷は相対的に軽く、単体決算・開示・管理会計を軸に経験を積む職場になりやすいと考えられます。

株式会社インソースが掲げる人材方針

有価証券報告書のサステナビリティに関する記載から、人材に関する部分を抜き出します。

  • 「具体的には喫煙防止のためのワークショップや運動、食事、睡眠に関する社内教育やイベントの開催等を行い、従業員の意識と行動の改革を進めています。」
  • 「b.社内人材育成方針当社グループは、外部環境に対しスピード感をもって柔軟に変化し続けることが求められます。」

同社が有価証券報告書で言及しているテーマは人材育成方針/社内環境整備方針/経営人材・後継者計画/エンゲージメント/健康経営です。言及がない領域は、開示していないという事実として受け止めてください。

有価証券報告書では分からないこと

ここまでの数値は有報の開示値であり信頼性は高い一方、転職判断に必要な情報のすべてを有報が持っているわけではありません。

  • 残業時間・有給取得率(有価証券報告書には通常記載がありません)
  • 部署ごとの実態。平均値は全社の平均であり、経理・開発・営業で働き方は大きく異なります
  • 選考プロセス・求められる経験。中途採用の実際の基準は公開されていません
  • 職場の雰囲気・上司との相性

これらは口コミサイトや、実際にその会社へ人を送っている転職エージェントに聞くのが確実です。有報で「数字の輪郭」を掴んだうえでエージェントに「中身」を確認する、という順番が効率的です。

会計・経理職で株式会社インソースを検討している人へ

有価証券報告書で分かるのは会社全体の数字までです。経理・財務のポジションがあるか、想定される年収、配属先の業務範囲は、求人情報を見るまで分かりません。次のページで、確かめる順番と相談先を整理しています。

面接で確認したい6つのこと

「離職率を教えてください」は誰でも聞けます。有価証券報告書を読んだ人にしか聞けない質問は、それ自体が志望度の高さを伝えます。

  1. 男性育児休業について
    取得率57.1%は全上場の中央値81.8%を下回っています。足元でどのような施策が動いていますか
  2. 管理部門の業務範囲について
    連単倍率が1.29倍ですが、経理部門は連結・単体それぞれにどの程度の人員を割いていますか。簿記や税務の知識は評価や配属にどう反映されますか
  3. 給与水準について
    直近4年の平均年間給与は年平均8.2%で推移しています。今後の賃上げ方針と、評価による差のつき方を教えてください
  4. 中途入社の受け入れについて
    生え抜き度34.0%は全上場の中央値64.4%を大きく下回り、中途比率が高い構成とみられます。中途入社者の管理職比率や、入社後の立ち上がり支援はどうなっていますか
  5. 年齢構成について
    平均年齢36.7歳は全上場の中央値41.5歳より4.8歳若い水準です。今後の採用計画と、世代交代の見通しを教えてください
  6. 有価証券報告書に載らない部分について
    残業時間・有給取得率・在宅勤務の運用は有報では確認できません。配属予定の部署における実績値を教えてください

よくある質問

Q. インソースの平均年収はいくらですか?
A. 2025年9月期時点の有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は647.7万円です。全上場企業の中央値661.2万円に対して下の水準で、サービス業554社中200位です。

Q. インソースの平均年齢と平均勤続年数は?
A. 平均年齢36.7歳、平均勤続年数5.0年です(全上場の中央値は41.5歳・12.6年)。上記の平均年収は、この平均年齢時点での全従業員の平均です。

Q. インソースの年収は上がっていますか?
A. 2021年9月期の472.6万円から2025年9月期の647.7万円へ+37.0%変化しています(年平均成長率8.2%)。

Q. インソースは女性が働きやすい会社ですか?
A. 女性管理職比率は44.2%で、全上場の中央値8.8%に対し高めの水準です。男女の賃金差異や男性育児休業取得率とあわせて記事本文で整理しています。

Q. インソースの経理・管理部門はどのような仕事になりますか?
A. 連結従業員数を提出会社の従業員数で割った連単倍率は1.29倍です(全上場の中央値2.20倍)。単体中心の構成で、連結決算の負荷は相対的に軽いと考えられます。

数値の見方と注意点

  • 平均年間給与は提出会社(単体)ベースで、賞与および基準外賃金を含み、管理職も含んだ全従業員の平均です。連結グループ全体の水準ではありません。
  • 平均年齢・勤続年数の構成が会社ごとに違うため、金額だけの単純比較は実態を見誤ります。本記事で平均年齢を併記しているのはこのためです。
  • 女性管理職比率・男性育児休業取得率・男女の賃金差異は、集計範囲(連結/単体、正規/非正規)の定義が会社ごとに異なる場合があります。

出典:EDINET提出の有価証券報告書(株式会社インソース/2025年9月期/書類番号 S100XAOQ)。

あわせて見る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次