協和キリン株式会社の平均年収は986.6万円|有報で見る年収推移・勤続年数・働きやすさ【2025年12月期】

協和キリン株式会社の平均年収・勤続年数(有価証券報告書のデータ)

※本記事は協和キリン株式会社が提出した有価証券報告書(2025年12月期・EDINET書類番号 S100XPTY)にもとづきます。数値はすべて同報告書の開示値で、当サイトによる推計は含みません。

協和キリン株式会社(証券コード4151・医薬品)の2025年12月期有価証券報告書から、平均年収・勤続年数・多様性の実数と、会社自身が掲げる人材方針を並べて整理します。求人票にも口コミサイトにも載っていない、会社が法定開示した数字です。

目次

協和キリン株式会社の平均年収は986.6万円(2025年12月期)

項目協和キリン株式会社全上場の中央値
平均年間給与986.6万円661.2万円
平均年齢42.4歳41.5歳
平均勤続年数15.5年12.6年
生え抜き度76.0%64.4%
従業員数(提出会社/連結)3,503名/5,161名―
女性管理職比率17.1%8.8%
男性育児休業取得率129.4%81.8%
男女の賃金差異(全労働者)78.3%70.1%
全上場3,772社中264位、医薬品81社中20位。生え抜き度=平均勤続年数÷(平均年齢−22)。高いほど新卒中心の構成であることを示す当サイトの独自指標です。

この986.6万円は平均年齢42.4歳時点の、管理職も含めた全従業員の平均です。20代であればこれより低く、管理職であればこれより高くなります。そのうえで、同社の平均年齢は全上場の中央値41.5歳より0.9歳高いため、同じ年齢帯で比べれば水準の見え方は変わります。

年収は5年でどう変わったか

平均年間給与の推移(協和キリン株式会社)有価証券報告書ベース。提出会社(単体)の全従業員平均。40060080010001200万円全上場の中央値 661.2万円2021年12月期 884.6万円2021/12884.62022年12月期 902.4万円2022/122023年12月期 944.7万円2023/122024年12月期 993.6万円2024/122025年12月期 986.6万円2025/12986.6
出典:EDINET提出の有価証券報告書。点にカーソルを合わせると各年の金額が出ます。
決算期平均年間給与前年比平均年齢平均勤続従業員数
2021年12月期884.6万円―42.7歳17.1年3,857名
2022年12月期902.4万円+2.0%42.8歳16.7年4,002名
2023年12月期944.7万円+4.7%43.0歳16.5年4,082名
2024年12月期993.6万円+5.2%43.2歳16.5年4,013名
2025年12月期986.6万円-0.7%42.4歳15.5年3,503名
2021年12月期〜2025年12月期(4年間)の変化率 +11.5%、年平均成長率(CAGR)2.8%。従業員数は提出会社(単体)ベース。

協和キリン株式会社は長く働ける会社か

離職率は有価証券報告書にはほとんど載りません。ただし従業員数の増減と平均勤続年数の変化を組み合わせると、定着の方向は読めます。同社は4年で従業員数-9.2%・平均勤続-1.6年、すなわち「減員×勤続短縮」型です。

人員が減り平均勤続も縮んでいます。流出が起きている可能性があるため、面接で背景を確認したいところです。生え抜き度76.0%は全上場の中央値64.4%を上回ります。新卒中心の構成です。

従業員数と平均勤続年数(2021年12月期=100)単位の違う2つを同じ軸で見るため、初年度を100とした指数にしています。従業員数平均勤続年数80901001101202021年12月期 従業員数 指数100.02022年12月期 従業員数 指数103.82023年12月期 従業員数 指数105.82024年12月期 従業員数 指数104.02025年12月期 従業員数 指数90.8912021年12月期 平均勤続年数 指数100.02022年12月期 平均勤続年数 指数97.72023年12月期 平均勤続年数 指数96.52024年12月期 平均勤続年数 指数96.52025年12月期 平均勤続年数 指数90.6912021/122022/122023/122024/122025/12
2本の線が開くほど、人員の増減と定着の方向が食い違っていることを示します。

女性管理職比率・男性育休取得率

女性管理職比率17.1%(中央値8.8%)は中央値を上回っています。男性育児休業取得率129.4%(中央値81.8%)は中央値を上回っています。男女の賃金差異78.3%(中央値70.1%)は中央値を上回っています。

方針は方向性を示すもので、数値は結果です。両者に差があること自体が問題とは限りませんが、面接で確認する材料にはなります。

会計・経理として協和キリン株式会社に入るとどうか

会計人が事業会社の管理部門を検討するとき、「その会社の経理はどんな仕事になるのか」は求人票からは読み取れません。当サイトでは連単倍率(連結従業員数÷提出会社の従業員数)を目安に使っています。

項目人数・倍率
連結従業員数5,161名
提出会社の従業員数3,503名
連単倍率1.47倍(全上場の中央値2.20倍)

1.47倍は単体中心の構成で、グループの大半が本体に属していることを示します。連結決算やグループ管理の負荷は相対的に軽く、単体決算・開示・管理会計を軸に経験を積む職場になりやすいと考えられます。

協和キリン株式会社が掲げる人材方針

有価証券報告書のサステナビリティに関する記載から、人材に関する部分を抜き出します。

  • 「『キャリアオーナーシップ』日本リージョンでは、グローバルグレードに基づいたジョブ型の等級・報酬制度を導入しました。」
  • 「この制度により、One Kyowa Kirin体制の下で適材適所の人材マネジメント実現を目指しています。」

同社が有価証券報告書で言及しているテーマは人材育成方針/専門人材/経営人材・後継者計画/エンゲージメント/健康経営です。言及がない領域は、開示していないという事実として受け止めてください。

有価証券報告書では分からないこと

ここまでの数値は有報の開示値であり信頼性は高い一方、転職判断に必要な情報のすべてを有報が持っているわけではありません。

  • 残業時間・有給取得率(有価証券報告書には通常記載がありません)
  • 部署ごとの実態。平均値は全社の平均であり、経理・開発・営業で働き方は大きく異なります
  • 選考プロセス・求められる経験。中途採用の実際の基準は公開されていません
  • 職場の雰囲気・上司との相性

これらは口コミサイトや、実際にその会社へ人を送っている転職エージェントに聞くのが確実です。有報で「数字の輪郭」を掴んだうえでエージェントに「中身」を確認する、という順番が効率的です。

会計・経理職で協和キリン株式会社を検討している人へ

有価証券報告書で分かるのは会社全体の数字までです。経理・財務のポジションがあるか、想定される年収、配属先の業務範囲は、求人情報を見るまで分かりません。次のページで、確かめる順番と相談先を整理しています。

面接で確認したい4つのこと

「離職率を教えてください」は誰でも聞けます。有価証券報告書を読んだ人にしか聞けない質問は、それ自体が志望度の高さを伝えます。

  1. 人員の減少について
    4年で従業員が-9.2%、平均勤続も-1.6年と、ともに縮んでいます。背景と、足元の採用・定着の状況を教えてください
  2. 管理部門の業務範囲について
    連単倍率が1.47倍ですが、経理部門は連結・単体それぞれにどの程度の人員を割いていますか。簿記や税務の知識は評価や配属にどう反映されますか
  3. 給与水準について
    直近4年の平均年間給与は年平均2.8%で推移しています。今後の賃上げ方針と、評価による差のつき方を教えてください
  4. 有価証券報告書に載らない部分について
    残業時間・有給取得率・在宅勤務の運用は有報では確認できません。配属予定の部署における実績値を教えてください

よくある質問

Q. 協和キリンの平均年収はいくらですか?
A. 2025年12月期時点の有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は986.6万円です。全上場企業の中央値661.2万円に対して上の水準で、医薬品81社中20位です。

Q. 協和キリンの平均年齢と平均勤続年数は?
A. 平均年齢42.4歳、平均勤続年数15.5年です(全上場の中央値は41.5歳・12.6年)。上記の平均年収は、この平均年齢時点での全従業員の平均です。

Q. 協和キリンの年収は上がっていますか?
A. 2021年12月期の884.6万円から2025年12月期の986.6万円へ+11.5%変化しています(年平均成長率2.8%)。

Q. 協和キリンは女性が働きやすい会社ですか?
A. 女性管理職比率は17.1%で、全上場の中央値8.8%に対し高めの水準です。男女の賃金差異や男性育児休業取得率とあわせて記事本文で整理しています。

Q. 協和キリンの経理・管理部門はどのような仕事になりますか?
A. 連結従業員数を提出会社の従業員数で割った連単倍率は1.47倍です(全上場の中央値2.20倍)。単体中心の構成で、連結決算の負荷は相対的に軽いと考えられます。

数値の見方と注意点

  • 平均年間給与は提出会社(単体)ベースで、賞与および基準外賃金を含み、管理職も含んだ全従業員の平均です。連結グループ全体の水準ではありません。
  • 平均年齢・勤続年数の構成が会社ごとに違うため、金額だけの単純比較は実態を見誤ります。本記事で平均年齢を併記しているのはこのためです。
  • 女性管理職比率・男性育児休業取得率・男女の賃金差異は、集計範囲(連結/単体、正規/非正規)の定義が会社ごとに異なる場合があります。

出典:EDINET提出の有価証券報告書(協和キリン株式会社/2025年12月期/書類番号 S100XPTY)。

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